名探偵コナン あの方 考察 10 航海
どーも、こめつぶです。
~前回の続き~
月に住む赤い目。
月とレッドアイは兎を示してたんだ!
実際、原作でも月は勿論兎も暗示のような出かたをしてた。
ただ、野原を走ってた!とかじゃなく、名作ミストレの序章とも言える回。
わざわざ宇佐木跳三にうさぎの影絵。
なかなかのムリくり感。
そんな手にする意識があるなら、もっと何か出来たでしょ。
つまり暗示。
なんか、自分で言っててファイナル・デスティネーションを思い出す。
そりゃ何言ってんの?って思われても仕方ない。
でも、分かる人には分かるはず。
人一倍に論理と計算と細かいけど確実な違和感に基づいて弾き出してる事。
原作と照らし合わす事を目的に遠回りしてるだけ。
あの方が「うさぎ」だと言った所で、それが原作と大きくリンクした上で、それを手がかりの一つにして、その人物を一から注目して洗い出す為の行動。
そして現に一見でただの日常回より、そういう死の予兆ならぬ暗示は、重要回に潜みがち。
それも可能性を上げる大きなポイント。
長編名作回「鳥取クモ屋敷の怪」
科学の元祖、プログラムに繋がる「カラクリ」の名の絡繰峠。
以前言ったベルモット不妊説を暗示するような「子が出来ない」話。
エレーナやベルモットを彷彿とさせる、変貌した女が火事起こす昔話。
月や星を見に行こう発言。
そしてご存知「Shine」
これだけならその先はなかったが、最後の最後に婆さんがこう言った。
「ほら「因幡の白兎」でも話したらーかなァ…」
これで、助けた大黒さまと大黒連太郎が繋がって、とか言うのは誘いのトラップ。
そんな手には乗らないし、大事なのはそこじゃない。
そもそも、あえてこの話をラストのコマにぶっ込んでくる必要はないのに出した事。
うさぎのキーワードをここに出し、その「因幡の白兎」は泣いているという事。
物語では大黒さまに助けてもらい、めでたしとなる。
何が重要かと言うと、赤い目の兎は、赤井家の人間と関わりがあり、レッドアイを象徴するほど原作でも泣いている人物という事。
そしていつも大黒さまこと大国主に、涙を止めて貰っている人物。
毛利蘭だ。
原作上で、実は一番よく泣いている。
というか、そういう話の進め方を意図的に作者にさせられてるほどだ。
新一との絡みで毎回泣かされてるし、子供編でさえ泣いていて、そこをピックアップされてるような話。
やはり、赤井秀一とも絡み、本人にも「また、泣いているのか」と言われてる始末。
「お前はいつも泣いてるな」と赤い目への念を押してくれている。
そして、もう一人の赤い目の兎候補、明美とも重ねられる。
二人が重なり、哀ちゃんまで原作で明美と蘭を重ねてる。
つまりそれらは、明美が亡くなっているので、現在蘭が「兎」を象徴してる裏付けになる。
ただ、今回の「兎」からは、直接まだあの方に繋がらなかったという残念な結果だ。
しかし、重要なのは、こういった形で原作とリンクする事が出来るという事。
前回の終わりにあの方の尻尾を掴んだと思ったのは、この「兎」
蘭にたどり着くとは思わなかった。
今回の潜入報告は以上です。
かなり深いとこまで行ったんだけどな・・・
ただ、私がなぜ今航海と表現しているか。
陸じゃなかった、空じゃなかった。
蟹、メカジキ、海賊、儒艮、鮫、イルカ、エビス、一角岩、寿司。
また、魚へんを取ると名前になる「青里周平」回。
逆に、原作キーワード「月」「星」「烏」「虎」「犬」など
それらに魚へんや三水のさんずい、海などを付けて読むと成り立つ事。
魚塚や瑛海はその役割だった?
組織は海に誘ってたのか?
私は深く深く漆黒のディープ・ブルーへ潜ろうとしてる。
まさに、先輩潜入者イーサン本堂が言ってたように。