名探偵コナン あの方 考察 11 深層
どーも、こめつぶです。
羽田浩司事件について、可能性が上がったので追記です。
前にも言ったのですが、あの事件現場には
アマンダ、浅香、羽田浩司、そして赤井務武がいたと思われます。
簡単に振り返ると、浩司であるRUMが、権力者アマンダを殺害。
浅香とRUM浩司は、組織に関わる知り合いで、揉めてる所に務武登場。
浅香は元組織員の可能性は高い。
務武、話し合いを持ちかけるが、問答無用でRUM浩司が仕掛けバトル。
務武、目潰しを食らわせるが、残念ながら死亡。
RUM浩司、負傷した為、浅香を取り逃がす。
隠しても逃げても燃やしても足が付くこの状況を打破する為
あえて証拠を偽装し、RUM浩司一世一代の死体入れ替えトリック決行。
世間的に浩司死亡、務武行方不明、浅香容疑者、秀一決意、秀吉養子潜入
ヤバイ奴らから逃げるメアリー、浅香は憎しみと皮肉で若狭
目を潰されたRUMは、赤井家を消しにかかる、同時に組織はその血筋に脅威を感じる
全ての辻褄は通る。
死体入れ替えトリックの細かいことに関しては青山先生に任せる。
だが、不可能除外で残る成り立つルートがこれだけだったから
必然的にそのうち、17年の歳月を経て、義眼で白髪に髭で厳つい感じにバージョンアップしたRUM浩司が登場すると思っていたが、若干更にひねってると感じた。
やはり、推理モノなら犯人は、推理させる為、事前に出ておくべきこれがセオリー
写真や回想コマだけじゃなく、堂々と出ている可能性が+1
「RUMが動き出した」とも言ってるので、更に可能性は上がる+1
そう考えると現在動いている、更には、黒田兵衛・若狭留美・脇田兼則
「この3人の中の誰だ」言ってる誰かであるのが潔い+1
この時点で、+3
そして、「屈強な大男」は、務武を力で制圧し薬を飲ませたなどが理由だろうけど
「女のような男」は劇場版の話し方じゃ、原作の理由にはならない。
棋士の正装「和装」だと思う 。
組織の人間もみんな日本人じゃないだろうし、馴染みのない外国人にはスカートに見える 。
「年老いた老人」は見事な白髪や白ひげで成り立つ。
更に言うと、「屈強な大男」は、「屈強な男」ではなく「屈強な大男」である事。
あえて大男と付け加える理由は、普通に比べ体が大きかった事を強調する為。
「年老いた老人」も「老人」で良い所、あえて更なる老人理由が強調されてる。
これは、ただの老人と言うより、いかにも「ザ・老人」という印象を受けたという事。
杖、ハゲ、少し白髪、こんなのは若くても沢山いる。
頭に描いて欲しい、漫画的に年老いた老人を。
その描いた老人、量はともかく髪の毛真っ白ですよね?
なんなら白い髭も生えてませんか?
長い歳月を生きないと、通常なりえない綺麗な全白髪。
つまり、多くの人に共通して、年老いた老人は完全な白髪や髭があり
逆に、完全な白髪や髭があれば、年老いた老人を連想する。
そして「女のような男」も強調になる。
女ではなく、女のようだけど絶対に男とわかっているという事。
長髪くらいじゃジンもそうだし、わざわざみんなも言わないだろう。
やはり、和装であればスカートのように見える可能性はあるが、棋士は出てるとは言え、そんな振りがあったわけじゃないので、やはり今までの路線を考えると仕草、行動に出た可能性が高い。
ただ、つまりRUMは羽田浩司なのだが、更なる可能性を考慮し計算に追加すると、現在の候補者の誰かに姿が変わって、既に登場してる可能性が高いという事。
個人的には、言ってたように17年経ち、義眼で白髪に髭で厳つい感じにバージョンアップしたRUM浩司期待していた。
でも、残念ながら自分の推理が「既に出てる可能性」を高くしてしまった。
最低限、浩司に顔が近いが17年経っていて、大男で白髪で髭で、なにか女性らしい所がある。
そして、あの3人・・・あれ?いるよね?かなり近い人。
黒田兵衛、になってしまう・・・
そんなバカな・・・
個人的には、ミスリードが過ぎるだろ、幼稚な引っ掛けすぎるぜ青山先生wって思って
真っ先に候補から外した人物。
「どっかの大ボスみたいなツラ」とかも言ってたし
そうだねハイハイ、そんなベタな事言っちゃダメダメwっていじってたのに・・・
逆にまさかだったのかもしれない。
バーボンもバーボン頼んでるし、ありえないがありえる。
今回はちゃんと更なる裏事情の「元羽田浩司」なんて衝撃もあるし、十分成り立つ。
ちゃんと大男で義眼で白髪髭で貫禄も注文通り全部ある。
伏線のように「紅茶の女子会事件」的なのもあったし、紅茶好きで良く飲んでたのを見て「女のよう」って思われたのかも。
実際大和に「あのオッサンあの面で紅茶かよ?」と言われるくらい、違和感があり
本来、女子数人で集まって飲むようなものと、誰より原作がそう表現している。
更に見返すと、現実の17年くらい前、12~13巻で「seraのマニキュア事件」があり
同様にドアトリックがあったとお伝えした。
それだけじゃなく、プログラマーや三兄弟や義眼を思わせる話が連続している。
そして17年後の90巻で、再び封を切ったかのように、羽田浩司類似事件があり
連続して真純、メアリーが登場し、扉が開かれたようにドアトリックの事件が起きる。
そして、問題はその後。
裏切りの制裁、行方、矛先、真相、と連続する「過去が暴かれる話」
この時は、赤井、安室、スコッチの真相ではあるが、登場人物の顔を見て欲しい。
布施億康、まるで黒田兵衛そっくりじゃないか。
あの髭と眉毛のハネ感、そしてコナンも思わず「でかっ!!」と言ってる。
勿論、実際この人が黒田とか言う訳じゃない。
別人とわかってる。
それに黒髭だし。
たまたま、似たようなキャラなんて幾らでもいる、と思ってた。
もう一人の登場人物、雑誌記者「梶谷宏和」が被っているハンチング帽を見るまでは。
顔は随分違うが、これは赤井務武のトレードマーク。
そして、波土録道のマネージャー「円城佳苗」まで、アマンダに近い。
そもそも「波土録道」=ASACAを象徴してたではないか。
これは、意図的な暗示だ。
安室たちの真相と、羽田浩司事件の真相を密かに引っ掛けてるんだ。
だが、そう思っても浩司の事件内容を知らない以上、こっちの事件とどこが部分的に似てるのかも、はっきりはわからないし、証明にもならない。
確かにASACAの象徴、波土が消え、残りの3人で揉めているし、酷似までは行かずとも
ヒントのようなものはあるはず。
波土の片目を鑑識が開き、ご丁寧に浅香の義眼をも表現もしてる。
「17年間、なぜそれを黙ってた」なんてセリフや「片方のコンタクト落とした」など
死体入れ替えトリックや、目潰しなど、あの日の出来事を象徴するような話もある。
だが、やはりそこから過去と未来を読み取るのは無理がある。
けど、リンクさせてるのは間違いなく意図的。
普通に呼んでいれば素通りだった。
そんな形でリンクさせてるとは、普通思わない。
精々、ASACAって曲が、実際何か関係あるのかな?くらいだ。
じゃあ、そのリンクに何の意味があるか。
証拠には当然ならないけど後押しにはなる。
羽田浩司事件と密かに重ねてるこの事件の登場人物、アマンダ役、浅香役、務武役
そして、黒田役がいるという事。
誰も気付かないようなところに、こんな17年越しのミスリード入れても意味はない。
気付いた者へのサービスとして受け取っておこう。