名探偵コナン あの方 考察 16 クローン
どーも、こめつぶです。
【クローン】
実際、研究は木に始まり、動物はウニから、そして哺乳類ヒツジのドリー。
そこからマウスやネコ、ウマ、オオカミなど成功している。
ネコは商業的に作成された。
「コピーキャット」としてリトリニッキーは飼い主の元へ行った。
本体はその時点で死亡している。
そして、クローン人間と言うのは、基本普通に母親から生まれる。
ただし、その母親、母体は健康であれば誰でも良いという事。
A男さんのクローンを作りたい場合、例えばB子さんに産んで貰えば、それはAB赤ちゃんが出来るだけ。
簡単に言うと、A男さんの細胞を、体外に取り出したB子さんの核を除いた卵と細胞融合させ、また腹に戻す。
すると、産まれた子はA赤ちゃんでしかなく、それが成長すると指紋は違うが、顔もDNAも同じ人間になるという事。
B子の部分はない。
C子に産ませても同様、A男になる。これがクローンという事。
だから、B子の細胞だけで自分で産めば、単純にB子が出来上がる。
勿論、そっくりなだけで成長したら当然別人格になる。
子供の細胞からなら、また同じ子が産めるという事。
ただ、現実社会では色々な問題により、ヒトクローンは禁止されている。
しかし、漫画で資産家と医学のプロフェッショナルが組めば、学会追放されても良いなら研究は可能。
倫理問題さえなければ、科学力的には成功も可能だろう。
ただ、クローン生物は、40歳の細胞から作ると、産まれた時点で中身は40歳で、実際20歳になると、見た目は20歳のよう若々しいが、テロメアが40歳スタートになる為、中身は60歳となる。
という研究結果が1999年に出た。
なので、その分野の人間にはそれが定説になり、そういったSF物も多く、青山さんもそのつもりで構想してると思う。
だから、ヒツジのドリーは、時間的に若くして死んでしまった。
クローンはそう簡単じゃないんだと、みんなが思った。
でも、テロメアも初期化出来る薬が出来れば、短命問題もなくなり、クローンに限らず色んな分野で役に立つ、それはもう素晴らしい薬だろう。
と思ってAPTX4869を、青山さん自身も作ったのではないか?
1999年に、丁度哀ちゃんもベルモットも登場してる。
それを踏まえ、ベルモットがクローンだった場合。
当然、その本体が存在し、作った科学者がいる。
同一人物かも知れないし、別人かも知れない。
仮に半世紀前からを踏まえて、30~40代夫婦の子が小児癌で亡くなったとする。
資産家夫婦は、どうにかまた逢いたいと、最終的にはクローン技術に目を付ける。
科学者たちを集め研究させる。
たが、世間や法には許されない。
資産家は、権力などを使い、周りを黙らせる必要があった。
または、クローンをOKな世の中に変えようとした。
法に反する医学的な研究チームと、政治コントロールの為、殺人も厭わない実行チームの、総合的な「クローンの組織」が出来上がる。
動物実験を繰り返し、失敗と成功を重ね、10年後、遂に人クローン成功。
それが、妻の遺伝子から作った、ベルモット1号。
夫婦は満足しかけたが、調べた結果テロメアが短く短命である事が判明した。
更に20年の研究は続く。開始から30年。
ベルモット1号も20歳。実行チームで仕事をするようになる。
そんな危ない組織、世界が黙ってるわけない。
FBIに色々調べられるが、ベルモット1号が燃やす。
ジョディー父死亡。
ほどなくして、ベルモット1号が寿命で死亡。
研究が進み、ベルモット2号が誕生。
しかし、やはり寿命を延ばす事が出来ない。
数年後、そんな時、テロメアを伸ばす薬、全てを解決させる夢の薬
「シルバーブレット」を考案した宮野夫妻に組織の手が伸びる。
困ってる人達のためと言いくるめられ、エレーナも組織に入る。
志保にさよならテープを残す。
エレーナはその性格と実力からエンジェルと呼ばれる。
完璧になるまでには沢山の問題もあり、死亡事故などもあった。
そんな試作品は実行チームにとって便利な殺人道具になった。
その結果、テロメアを初期化し、寿命問題を解決する薬が完成する。
ベルモット2号10代後半。
宮野家族を見て、自分の存在に疑問を持ち始める。
自分に本当の母親はいない、エンジェルと呼ばれる母は自分の親ではない。
私のようなモルモットを本当に心配したり愛してくれる人なんていない。
こんな私のような存在をまた作ってはいけない。
そんな中事件は起きる。
上層部と実行チームがやっていた「薬による殺人」というやり方に、自分が加担していたショックからエレーナは、とうとう研究書類と共に自害する。
助けに入った厚司と死亡。
全て消し去りたいと思ってたベルモットも一安心。
しかし、その後の10数年の間で志保が跡を継ぐ。
ベルモットは完全終了の為、志保を狙う。
組織も、もはや目的が増えてしまっている。
組織のボスは、やはり本物のシャロンになってしまうのか?
恐らく誰にしても本人も死んでしまう年齢だ。
折角クローンがあるなら入れ替わりたいだろう。
その為の「記憶入れ替えプログラム」
ベルモットは自分の分身、入れ替わるならそこ以外ない。
そういう意味でベルモットはお気に入りだったのだろうか・・・
とまあ、これは原作に存在する点と点を繋げた一つの線に過ぎない。
線の繋ぎ方は幾らでもある。
じゃあ、あの現在の「高飛車女」は、結局誰だとなるし、本体にしたら若い。
あの時点ではまだ「記憶の入れ替え」は出来ない。
その時その話をしてるとこだから。
更にもう一人クローンがいる?
まあ、正直クローン設定なら何人かいる方が自然だ。
一人より成功の効率が良い。
綾波パターンだ。
ドリーも姉妹がいた。
何人かベルモットがいて、それぞれ役割があるのか。
変装要員だけが変装する必要がある為、爪が長くないのか。
そのベルモットがお気に入りなのか・・・
ん~・・・わからない。
でも、既にクローン自体は30年前くらいに成功してるなら、羽田浩司の「死体入れ替えトリック」にも使えちゃうね^^;
DNAは一緒だし、ただし指紋は違うから、そこが鍵とか。
じゃあ、赤井務武はどこへ?ってなるけど。
そして、余談だが2016年7月に、クローン短命が覆された。
クローンでもテロメアは本来通常で、むしろ繰り返せば長くなると裏付けられてしまった。
ドリーは、たまたまだった。
新たなヒツジクローンも通常通り生きた。
まあ、科学の進歩は良い事だが、20年もやってるうちに、ある意味現実がコナンを超えてしまった?
APTX4869は必要なかったのか?
SFの根底が覆ったと話題になった。
大丈夫なのか青山先生。
そこも計算済みであって欲しい。