こめつぶろぐ

茶碗の底の残飯的考察

名探偵コナン あの方 考察 18 RUM

 どーも、こめつぶです。

 

私の中では、ほぼ羽田浩司でした。

あの状況では当然一番に候補から外れるのは基本。

コナンたちも「ASACARUM」と推理する。

義眼の若狭が怪しい、黒田が怪しい、脇田が怪しい。

でも、どうやら若狭は浅香っぽい。

誰もいなそうな所で脇田の「こいつァトンチが利いてるねぇ…」って口調も

RUMの喋り方にしては遠い。

黒田はいかにも過ぎる。

 

 

あの現場にいたのは 「浅香」「アマンダヒューズ」「羽田浩司」

そこに赤井務武が来て目潰し出来る相手は浅香。

しかし、浅香がRUMにしてはシナリオ的に普通で、若すぎるし名前もトンチ。

慎重居士の右腕にしては、ヤンチャキャラ。

 

あの事件が秀一を駆り立て、務武が消息を絶った切欠。

RUMが抜かった現場、そうなると必ずそこで色々起きてる。

 

 

務武はRUMに目潰しをしている、しかしあの現場にはもう該当人物がいない。

そう思ったから羽田浩司が浮かび上がった。

 

 

 

浩司が生きていて実はRUMだったら、あの死体は務武でも成り立つ。

RUMは棋士っぽい雰囲気があった。

過去にもシャロンの葬式をクリアしてたり、赤井の死体入れ替えトリックなどもあった。

だから、これも更に凄い入れ替えトリックがあるのではないか?

 

 

しかし、自分でもしっくりこない。

そんな壮大な入れ替えトリックが可能だとしても、可能だとする描写が無さ過ぎる。

 

その後、黒田として登場してても無しじゃないが、浩司だったという証拠もない。

浩司の顔が務武と似てたのはわかるが、更に黒田と入れ替わってるなら、黒田にも似て

たという事になる。

 

似てなくもないけど、そんなご都合展開で良いのだろうか?

 

 

 

そんな時、「銀衣伝説」の回を思い出した。

新一平次の両親まで出てくる地味に豪華回。

エレーナを思わす雪女がシルバーブレットを思わす銀衣に包まれ消える。

羽田浩司に似たキャラが殺され、数年後に死体入れ替えトリックの酷似事件が起きる。

 

そういう暗示事件回は幾つもあるが、そこでも浩司キャラはむしろ良い奴で被害者。

そのキャラが悪い奴なら後押しになったが、どうもリンクしない。

 

 

裏をかく癖のせいで、浩司がRUMとまで考えたが、更にその裏をつかれてる可能性もあ

る。

そこまでは、消去法で誘導出来るからだ。

 

そこまで青山さんの手の平の可能性がある。

だとしたら、全くの逆、浩司は本当にダイイングを残し死んだ英雄。

そして、もう一人あの現場の映像記憶を持つ「黒田兵衛」

 

黒田があの場にいたなら、一番現実的ルートが可能になる。

 

 

黒田が浅香アマンダをやった所を浩司に見られ、浩司が倒されるが

そこに務武が来てRUM黒田の目を潰す、何とか生きてた浩司がその隙にメガネをかけ

メッセ残し息絶える。

務武倒され、黒田に連れ去られる。

辛うじて生きていた浅香がそれを見ていて、証拠を見つける。

 

黒田がいたなら死体トリックとかなしで、矛盾なく現実的に結果や現状の立ち位置まで

が成り立つ。

浅香は黒田を憎むし、あの駒に証拠がある。

 

 

 

 

将棋で駒同士組んで攻防する事を「スクラム」と言ったりする。

 

同様の言葉を使うラグビーはイギリス発祥、意味は小競り合い。

浩司は棋士スクラムも意味も知ってる。

 

黒田を巨漢のラガーマンに例え、浅香、アマンダ、赤井はチーム。

相手(犯人)は、黒田と示したんじゃないか?

 

「ASACARUM」は、「AAA SCRUM」にもなる。

「浅香」「赤井」「アマンダ」は、偶然みんな頭文字が「A」

そう気付いた浩司がその3人はスクラムを組んだ仲間。

残りのそこにいた人物が犯人と示したダイイングならファインプレー。

 

RUM黒田が目をやられた時付着した、浩司のその駒に黒田の血痕がついてたら

それを若狭が見つけ持っていたら証拠になる。

 

 

 

純粋にダイイングだった場合、犯人にバレるものにはしない。

同時に本人は必然的な何かに関連付けてわかるようにする。

 

Aが多いなってコナンの発言もあって、逆にそのAを全部取ると

「ASACARUM」は勝手に浩司の必然性、将棋にも関わる「SCRUM」になる

Cは英単語としてそもそもCである必要性があった。

 

 

 

こんな今まで出なかったような事までをフェイクにする意味もない。

スリードになるほど全然リードもされてない。

 

にしては日米「将棋・チェス」「ラグビー・アメフト」などの対比や

その競技の技名「Juke. [意味], ジューク、一方向に行くと見せかけて逆方向にいく

フェイント」がホテル名と一致。

 

スクラムが実は単純に化かし「た抜き」で出たり、スクラムは将棋にもアメフトにも共

通する用語だったり。

そもそもアメフトは肉体を使った将棋と言われてたりと、まさかの発想にしては繋がり

過ぎてる。

 

顔や名前が微妙に出てるようなニュアンスこそ浩司RUMへのミスリード

過去のトリックやコナンや秀一までも使った、まさに作者の盛大なジュークならこっち

が正解になってしまう。

 

 

SCRUMから残った3つのAと、浩司本人を玉とし仲間を象徴するスクラムの残り3人

が見事に頭文字Aってのは臭い。

RUMが目潰しって点から考えても、若狭がポケットで持ち歩いてる事から

拭いて消えるような指紋ではなく、駒に付着してるのはそう簡単に消えない血痕。

 

 

 

死ぬ間際によくやるなってのは、日常編素人でも今まで散々見てきたし

だが今回残したとするなら当時最高の頭脳とも表現されるような人物。

やったなら必ず一般が追いつかない凄い頭使った凝った仕掛けはしてる事になる。

 

17年越しの伏線棋士をわざわざ出してタダじゃ殺さない。

逆にRUMなんて見破れる一般人物もいないだろうし、そうなら主人公たち以外の別の誰

かが先にRUMだと見破ったという微妙な事にもなる。

 

もし暗号をRUMが見つけたら、わざわざ鏡切って追加するより粉々にするか隠す。

酷似事件でコナンも言ってる。

 

それに「犯人も瞬時に気付くのは不可能」って発言からも、犯人は関与してない可能性

が高く、コナンたちも浩司のダイイングと見てる。

しかもRUMは、その時目潰しを食らってるならやむを得ない。

 

そして浩司レベルが作ったならそんな見つかるミスもしないがRUMとも知り得ない。

知ってる描写もない。

 

決定打を誰も持ってない以上全ては確率の話、どの道筋に一番多くの確率上げる根拠、

下げる根拠が潜んでるか。

浩司RUMからの黒田RUM派だったけど、これが見つかってしまったら、総合確率でこっ

ちが上の好手になってしまう。

 

 

RUMは、あの時あの現場にいて、浩司のダイイングに気付かなかった。

それも浅香や赤井務武と戦い目を負傷してるから仕方ない。

最終的に羽田浩司のファインプレーが犯人=黒田RUMを導き出した。

 

 

黒田兵衛、RUMはお前だ。