こめつぶろぐ

茶碗の底の残飯的考察

名探偵コナン あの方 考察 22 RUM入れ代わり説

どーも、こめつぶです。

 

黒田、脇田、若狭

 

現状、世間的にはこの3人に絞られてますが

どうも腑に落ちない。

 

脇田や若狭がRUMなら、わざわざ自分のコードネーム入り偽名を使ってる事になる。

そもそもそこがおかしい。

FBIがキールを潜入させやっと掴んだNo.2のコードネーム。

なのに自ら尻尾を出すなんて安易過ぎる行動。

慎重な組織の方針と真逆に矛盾している。

 

 

そういった意味でも、可能性が高いのは黒田。

基本それは今でも変わってはいない。

 

 

しかし、どう考えても「女のような男」ではない。

むしろ男中の男。

正直そこまで老人でもない。

 

兵衛という名が「ひさえ」や「みきえ」のように女要素と考えたが

イマイチ弱い。

大体、それは日本的考え、外国人も多い組織で話題になるほどとも思えない。

 

 

もう、黒田に女要素を考えるのには無理がある。

口調もあれだけ渋いし、部下には更に輩口調。

登場する度「ぬかるなよ」と威厳を出してくる。

 

 

 

 

でも、待てよ?

 

純黒で貴重なRUMの声が確認出来ている。

 

確かに声自体は分かりづらいが、口調には特徴があった。

 

 

3人のキャラがわかってきた今だからこそ、その3人の口調と照らし合わせてみると

やはり違和感がある。

 

「下がりなさい、ベルモット」「君には色がない、あるのはただ純黒の闇」

「インプットアウトプット」「私の右腕になりなさい」

 

 

あの3人の誰かが言うか?

 

普通に考えたらあの3人の中にはいない。

「~なさい」は、やはり女性的と感じる人が多いだろう。

原作中で「なさい」を使った男がいたろうか?

 

優作のような落ち着いた紳士でも老人でも「いなさい」だと思う。

あくまで記憶とイメージだけど。

 

 

せめてそういったキャラであればわからなくもないが

少なくともあの江戸っ子脇田、輩の黒田、サイコ若狭のキャラではない。

 

 

勿論、誰しも口調を変える事は出来る。

 

しかし、RUMは部下たちに噂されるくらい義眼と認識されている付き合い方をしている。

 

つまり、顔バレしている。

 

なのに、通信連絡の時だけ口調変えたら、ただの変な奴になってしまう。

 

 

 

そして、今となって改めて考えてみると、あの口調はメアリーとしか思えない。

 

 

 

彼女は「なさい口調」だし、機械に詳しそうなシーンもあり

インプットだの機械的なセリフを言うところも一致する。

 

更に、普通の人が一癖ある「純黒」という表現を使うだろうか?

 

「喪失」「諸君」「拝聴」「根城」と一癖ある表現を使うメアリーはそこも近く

 

また「なさい」の他にも

 

「たわけた寝言に聞こはやしまい」

 

「~わけがなかろう」「付けていたのだよ」

 

「いかんからな」「暗がりに鬼を繋ぐが如く」

 

とやけに老人感がある。

 

 

 

貴重な老人要素。

 

 

一瞬で意識を刈り取る力、噂に聞いただけなら相当腕の立つ屈強な男と思うだろう。

 

なのに「なさい」とか、要所で女性的印象も与える。

 

尚且つ、その口調が老人っぽい。

 

 

まさに証言と一致する。

 

 

とはいえ、肝心の義眼要素はない。

 

大体、メアリーは現状何らかの理由で薬を飲んでいる状態。

 

薬を作ってる組織No.2が、自らそんな状況になって

 

「体を戻したら反撃だ」は、不可解過ぎる。

 

死ぬとされてる薬を、仲間の組織員に飲ませる奴はいない。

 

すぐにでも反撃を考えてるような強気人間は、自ら飲む事もしない。

 

なら、組織に一旦捕まり、飲まされたと考えるのが妥当。

 

 

 

という事は、メアリーが幾らRUMと一致しようがRUMではない。

 

しかし、純黒のRUMはあの3人でもない。

 

 

 

 

 

ここで、ある一つの仮説に辿り着く。

 

純黒のRUMと、現在のRUMが別人という説。

 

 

 

作者は「RUMは一人」という。

 

しかし、時間軸がズレた入れ替わりなら、常に一人ではある。

 

 

 

 

勿論、メアリーが組織側の人間という事ではない。

 

潜入メアリーが一時RUMだった。

 

そして、本当のRUMは黒田。

 

筋書きはこう。

 

 

 

 

赤井務武の死の真相を探る中で、7年かけやっと黒田RUMと目星が付き

さざ波後、メアリー所属機関と例えばカーチェスの末、黒田事故に遭う。

 

 

 

旦那を殺され黙って逃げ回る性格ではなさそうだし

 

実は密かに動いていた方がメアリーのキャラ的にも合う。

 

 

誰より危険を知ってるから息子を殴ってでも止めようとしてたのも頷ける。

 

 

情報を引き出す為、黒田RUMに成り代わり、メアリーがRUMのフリをする。

基本は、電話で指示してるようなので問題ない。

FBIも楠田陸道の時、そんな事をしようと考えてたし。

 

 

 

しかし、10年後、黒田RUMが復活。

正体がバレ、組織にメアリーは捕らえられ、薬を飲まされる。

 

 

黒田は元々警察官でありRUMだった。

 

つまり警察に潜入してるスパイのような状態。

 

バーボンも自分と同じ状態と思っている。

 

組織から公安に潜入してる、と言うか、組織の為に公安に所属している。

 

 

 

 

しかし、だからこそ組織を裏切る事は許さない。

 

そこは徹底しているので、例え仲間でも疑わしきは罰する。

 

まだ、バーボンがNOCとバレたわけではないので、任務は与えてる。

 

ぬかるなよ、バーボンは確定している。

 

 

 

一応、これで大方回収し、流れも現状に繋がる。

 

 

 

まあ、繋がるというだけで決定的証拠はない。

 

実際は17年前の事もあるし、もっと複雑だろう。

 

あくまで、可能性の一つだが、そう思って純黒を見直すとまた面白い。

 

 

NOCを片っ端から片付ける疑わしきは罰する方針の現在のRUMが

 

なぜ数年前のあのシーンではキュラソーを救った?

 

同一人物とはとても思えない事が多い。

 

 

キュラソーは、何かを知ってしまったようだし

つまりそれは何かを探っていたからじゃないか?

そもそも潜入してる人間で、メアリーの仲間だから生かされたんじゃないか?

 

記憶が戻ったのに組織に戻らなかったのは、本来組織員じゃないという部分もあるように思える。

やけに根が良い人過ぎて、生粋のメンバー感がない。

 

 

メアリーをそこに置くと、色んな事が繋がってくる。

 

 

 

暗がりに鬼というセリフをジンも使ったが、そんな癖のあるセリフは

メアリーが長年RUMをやっていた接点があるからじゃないだろうか?

ジンがRUMの話が出たとこに、RUMの口癖で皮肉を交えたように思える。

 

 

 

相変わらず真相こそ闇だが、現在最新号の標識事件も

駐禁という条件が3人に合わない。

ダイイングは赤い標識を指していた。

赤とイギリス。

 

まるで、RUM関係の話をしてるよう。

 

そして、それが指してる赤いイギリスとは・・・

 

しかも、駐禁マークはNOを図案化したもの。

 

更にNOCをも表現してるなら、それは潜入メアリーと読み取れる。

 

 

 

なんて

 

半分は笑い話だが、半分ゾッとする。

最終回後に全巻読み返したら、全てがある意味伏線のようになってるのかもしれない。

 

そんな馬鹿なだが、そうだった方が凄い。

そして、私は青山さんを信じている。

 

みなさんが私じゃなく青山さんを信じるかどうかも、みなさん次第。

 

 

では、また次回お会いしましょう。