こめつぶろぐ

茶碗の底の残飯的考察

名探偵コナン あの方 考察 6 組織の目的

どーも、こめつぶです。

今回は、私なりの「組織の目的」について考えていきたいと思います。

 

とっかかりは沢山ありますが、全てはここから始まったと言っていい

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宮野厚司、宮野エレーナ夫妻のものと、シェリーこと宮野志保が作ったもの。

 

アポトーシス、これは細胞死を促し、テロメラーゼは細胞増殖を促す。

単純に考えたら、細胞を消し、増やしてる。

実はこれは薬を飲まなくても、実際の人間にも起こっている。

 

人間は、癌化、古くなった細胞を消し、新しい細胞を作り、現状を維持している。

ただ、無限に新しい細胞は作れず、テロメアの限界値は決まっている。

限界値に達したら、分裂は行われず劣化し、いずれ癌になったり死に至る。

 

なのに、わざわざそんな薬が必要な人間は、歳をとりたくない強欲老人か

若くしてそれが機能しなくなってしまった人間。

 

コナンたちが幼児化したのは、偶発的なもの。

本来は別に幼児化する事は必要ないという事。

細胞死が強く発動し、テロメラーゼが発動しなかったような状態。

理想は癌細胞を消すほど、体を浄化し、更にそれを正常な状態に復元する事。

本来同時進行すれば理論上小さくはならないが、理屈を知ってるピスコからしたら

「ここまで進めていたとは」後は元に戻すだけではないかと取れる。

 

とは言え、「癌の治癒」これが組織の目的なら普通過ぎる。

あの方の大切な妻や子が癌で、それを治そうとしているという事。

それはそれで現実的に考えたら勿論大変だし同情もする。

でも、もっと複雑なはず。

なぜなら、半世紀だからである。

この半世紀が邪魔(笑)

 

仮に、20代の夫婦の子が7才で小児がんになり、それを治すべく研究する。

半世紀で70代・・・いや、長い!子供はもうそれとっくにさよならしてる状態なはず。

しかし、その夫婦が凄腕で何らかの方法で半世紀保存出来てたら?

凄腕科学者が勢揃いしてたら現実不可能じゃない。

最悪、脳や細胞さえ残ってたら復元も理論的には出来る。

実際、過去の偉人や資産家、権力者で体や脳を残していたりする事実もある。

 

少なくとも、アポトーシス、テロメラーゼが癌と大きく関わってるのは間違いないし、黒の組織と癌の組織が掛けられてるかのようにも思える。

 

組織の癌細胞を取り除くという描写と掛けたように、組織に潜入していた赤井たち。

彼らが癌ダム声優というのも、そういう計算もある可能性が高い。

計算というか青山さんらしい洒落的な事に思える。

 

実際、原作でも癌関係の話もあり、全部を確認したわけじゃないが少なくとも

「大腸癌に関する論文」の話や「末期癌に倒れた文豪」の話がある。

 

奇しくも前者は意味深に全員の名前が将棋とも繋がる話で、後者は癌で亡くなった親の仕事を娘が受け継ぐという、何か意図を感じる話。

しかも、その受け継いだ小説の主人公の片目が無い。

 

コアなファンからしたら日常編にこそヒントが散りばめられてると考えてるし、これらもそのヒントと言えるだろうと思う。

 

一例として、プログラマーの話、ホームズの話、三兄弟の話、Seraの話、逃亡者が着ぐるみ剥いだ時だけ片目の話。

とても重要そうだし、まるで最近の話のように見えるが、実は20巻より前の話。

しかも、バラバラじゃなく、今言った話は全て12~13巻に連続して描かれた話。

更に、その後18巻の哀ちゃん初登場でも、諭吉の片目が無い話をしている。

Seraの話もメアリー回と同じドアトリックだし。

読み返すと色々良い意味でゾッとする。

 

これらが全て偶然だろうか、いやあの方ならやっている。

青山さんだからこそ意図的だし、既にその時RUMの事も視野に入れてるという事。

おそろしい・・・(笑)